2020年11月25日水曜日

19000

 19000 って何だ?とお思いでしょうが、写真をよく見ていただけるとわかります。右上の端っこの方ですが、Rev の下に 19000 と書かれているのが見えると思います。

これは中国の衛星 CAS-4Bの地球周回回数です。先ごろ同衛星経由で交信し、ログに記入するときにちょうどキリのいい数字だったというわけ。当局はログやカードに記入するときに衛星名、周波数のほかに、必ずこの数字も書くことにしているので余計注意を引いたのです。

だから何なのさ、と言われればそれまでですが、ちなみに最近打ち上げられたロシアの衛星 RS-44 は今日現在4350、AO-73 は37664、ずっと前からある AO-07 、唯一生きている日本の衛星 FO-29 は残念ながら途中でリセットされて、それぞれ10710と19941。

文句も言わず地球を周回している衛星にもこうして歴史が刻まれています。以前は米国、ロシアのアマチュア衛星が多かったのですが、最近は中国の衛星ばかり。プロの世界でも位置衛星、月探査衛星、火星探査やらの中国発のニュースが席巻しているようですね。

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