いやはやHRDでCWをリモート動作させるのに四苦八苦してしまった。SSBなどの音声系はすんなりでしたが、CWのRemote Keying 設定には難儀。最後は左写真のように、重いDM780 ではなく、軽いCWTypeで決着。
できてしまえばなんだあ、ということになるが、あちこちのWEBサイトにも、あまりCW接続のノウハウがずばりと書かれていないみたいです。英文のマニュアルを後でよく読みなおすと、そうか、このことだったのかと思うのですが、知識不足というか、構図がわからないうちは何のことやらわからない。
というわけでHRDを構成するソフト・コンポーネントの相関図見たいなものを忘れないようにここに記録しましたので、ご参考に。これが正しいのか、ほかに別のやり方があるのかわかりませんが、とりあえず動いていますのでよしとしましょう。
CWのKeying で一番簡単なのは、KBをたたくとモール信号がCOMポートのDTRのON/OFF として出力されるやつですね。当局はこの方式でサーバーのCOM8をRIGに接続させましたが、Client PCからこのCOM8へのリンクがなかなか確立できませんでした。
結論から言うと、Client PC 上のDM780のCWソフトやCWTypeなどの3rd Party ソフトからはバーチャルなCOMポートを経由してRemote サーバー上のCOM8を駆動させるようです。このvCOM はHRD の Tools からN8VB vCOM Configuration として提供されています。これをClient PC に導入すると COM20/21 (番号は選択できる)として設定されます。
上のリンクの相関図にもあるように、CWソフトはCOM20を使いDTRのON/OFFをSerial Port Client のCOM21 に伝えます。そしてSerial Port Client はその信号をRemote Server 上のSerial Port ServerのCOM8 に受け渡すというややこしい仕組みになっているようです。
したがって Serial Port Client の設定時は Local=COM20, Remote=COM8 とすればリンクがとれるはずです。一方、DM780やCWType のCW設定項目ではCOM21 をポートとする必要があります。
個々の詳細設定には触れませんが、全体構造がわかればだいぶ違うというもの、GL。
あ、そういえばCW Keying はDTRのON/OFFなので、あちこちのCOM設定ではどれもこれもDTRにチェックを入れたらCWが送信しっぱなしになりました。何のDTRなのか要チェックですね、ご注意ご注意。。
ところでこれで完成万々歳と思いきや、何とCW信号が乱れるではありませんか。Client PCのCPU負荷が高かったり、ネットワークが不安定だったりするとDTRのON/OFF の長さが変化してしまうのでしょうか、これでは使い物になりません。
最初からこうすればよかったわけですが、ずいぶん勉強させてもらいました。あ~しんど。
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