2021年1月10日日曜日

風と SWR の関係

 まともなアンテナなら、ちょっと風が吹いたからといって SWR が変化するようなことはないですよね。当局のアンテナは釣り竿の風まかせですから、強い風だと多少はフラフラすることがあります。

それでも SWR が大きく変化するわけではなく、通常はほとんど問題ありません。ところが先日のように強い風が吹くと、急に SWR が悪化することがあります。

その例が写真。上の写真は普段の 14Mhz 用釣り竿アンテナ。釣り竿の中を通したエレメントが、先端から垂れ下がっています。一方釣り竿先端で「くの字」に曲がっているエレメントは 1.9Mhz のロングワイアーの一部。

強い風が吹くと下の写真のように、垂れ下がった 14Mhz の先端が、1.9Mhz のロングワイアーに絡んでしまうことがあるのです。こうなるとイザ DX を呼び始めてから、あれ~と気が付くのです。

こういうときはあわてずさわがず、チューナで調節して事なきを得るのですが、まかり間違えば貴重な DX を取り逃がしかねません。さらにはもう一本の別の長い釣り竿を手にして、絡まったエレメントをほぐすのにもワザとコツがいります。

というわけで、ベランダアンテナの無銭家は、役にもたたないどうでもいいことでベテランになれたり、どんなときにもパニックにならないのが取り柄といえば取り柄。

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