2011年12月6日火曜日

AH3修理

▼外部アンテナチューナーAH3が突然一部周波数でチューニングが取れなくなりました。これまでにもよくある出来事なので、別に驚きもしませんでしたが、7Mhz、3.5Mhzがダメなようです。大抵はリレーのどれかが「ヘタって」いる場合が多く、見つけ出して交換すれば元通り、という経験がたびたび。

 ▼今回もそんなわけで、フタを開けてビックリ。なんとコイルのひとつが真っ黒で、被覆がはがれてしまっています。これが原因とは思いつつ、念のために写真 のようにリレーも全部はずして点検しました。とは言っても測定器があるわけでもなく、コイルにかける電圧を可変して、スイッチが切り替わる電圧や音で不良 品を見つけだそうというもの。何とも原始的ですが、今まではこれでどうにか間に合っていました。ほかにいい方法があったら教えてください。
  ▼点検の結果、リレーには問題ありません。やはり黒焦げのコイルかな。アンテナワイアーの長さや形状が、このコイルに負荷のかかる状態なのでしょう。さらに最近はJT65のように、1分ごとに1分間送信しっぱなしのモード運用が多かったせいかも。 

▼早速ちょうど同じ太さの手持ちのエナメル線でコイルを作成。RF-1 でLも測定して同じ値になるよう調整しました。写真のようにリップスティックがちょうど具合のいい太さでしたので、これに巻きつけて固定。組み上げてテストすると、バッチリ回復、修理完了。
▼ちなみに、AH3はまだICOMで修理サポートしているそうです。もうずいぶん古い型なのにすごいですね。リレーは同じものが秋葉原あたりでも手に入らなかったので、予備としてICOMから修理部品として購入しておきました。これでしばらくは安心、安心。

1 件のコメント:

  1. はじめまして。リレーを基板から外さなくてもどのリレーが問題なのかを特定する方法を考えました。(詳細は私のブログ参照ください。)

    返信削除