2011年10月27日木曜日

念には念を・・DTMFマイク騒動

いやはや、やっぱり何事も「念には念を入れて」チェックするのが肝心ですねえ。先ごろVoIP用のDTMFマイクを追加導入するときの「すったもんだ」を忘れないように、ここに記録しておきます。

WIRESやEcholinkではDTMFが必須ですが、当局使用のIC820やIC9100には専用のDTMFマイクというのは特にありません。コネクターや仕様が合っていれば何でもいいわけですが、純正品は結構高いし、モジュラータイプばかり。

そんな中で、某社のマイクは安くて、ちょっとした改造で各社のリグに使えるとかで、あちこちのサイトにも具体的な方法が載っていました。これはいけそうだとばかり、早速2台購入。WEB情報によればピン接続を変更するだけで使える、とのことなのでワイアーの色をたよりに変更作業を開始。でも、どういう風の吹き回しか、「ちょっとまてよ、念には念を入れてチェックしよう」と思ったのが大正解。

まずケースを開けて見てビックリ。何とワイアーの色がWEB情報とは違うではありませんか。おまけにYELと書いてあるところに白い線、WHIと書いてあるところには黄色の線が接続されています。ほかにも灰色と書いてあるのがどう見ても茶色だったり。(写真の赤と白の間にある線は灰色には見えませんよねえ) WEB情報のまま改造していたら動作しないばかりか、どこか壊してたかも。

メーカーとWEB情報の名誉のために補足すると、機械は製造ロットによって仕様を変更したりしますから、ワイアーの色が違ったりするのは別に問題なし。基板の色表示と線の色が違うのも、まあご愛嬌ですし、コネクター側でも入れ違っていますから、自社のリグで使う分には何の問題もありません。要するに勝手に改造して使うのが悪いわけですから基本的には自己責任ですね。

そんなわけで、さらに念を入れてチェックしたところ使用しているICはMAX5.5V用とわかり、3端子レギュレーターを入れました(写真参照。ICOMは8V or 9V)。WEB情報ではそのまま接続していたり、UP・DOWN SWの接続が逆になっていたり、追加挿入する480Ωが480KΩになっていたりするサイトもありました。

「すったもんだ」しましたが、改造結果は良好。ご参考までに同マイクの回路図はこちら。 ちなみに3端子レギュレーターは所沢の山口1065番地のお店で購入しました。所沢近辺の方で、通販や秋葉原で購入するほど多数は不要という場合は便利ですね。お店の名前は何だかよくわからないところなのですが、一般的な部品はだいたいそろってます。

0 件のコメント:

コメントを投稿